
小鳥専門病院として名高い『リトルバード』の小嶋氏によって引き起こされた、ヨウ素過剰による甲状腺異常は、2010年の『コンパニオンバードの病気百科』だけを見ても明らか、と先日指摘したが、本来3倍あった文章を削った際に一番重要な部分を消してしまっていたので、書き足しておいた。
念のためこちらにも引用しておくと、「甲状腺腫はセキセイインコに著しく、死亡原因の2番目に多く」「報告は少ないですが、ブンチョウにも著しく多く、その発生頻度はセキセイを上回る可能性があります」、とある部分で、私は激怒しているわけである。オマエが病気にしたんだろーが!
2006年の段階でわかっていたではないか?(シャドーボクシングによる自問自答)わかっていたよ。でも、まだ苦しんでいた小鳥もいたかもしれないし、その飼い主に、「あんたが馬鹿医者の話を信じて、毒を飲ませた結果だ!」と言えなかっただけ。それで、2006年段階でようやく過剰の危険性や、うがい薬を飲ませるような目的外使用はあり得ないくらいの認識はようやく持った気配だったから、以後は変わると期待した。そして現在は、2010年段階の小嶋氏の見解を読んで、今さらながらにあきれ返って、その後さらに15年も経って、小嶋氏の処方によって甲状腺を患った文鳥も死に絶えてしまったであろうし、被害者であり加害者でもある患者の飼い主も、どうせもう小鳥を飼っていないだろう、と思えるので、気にしていないだけだ。
繰り返す。「報告は少ないですが、ブンチョウにも著しく多く、その発生頻度はセキセイを上回る可能性があります」・・・ご賛同の方はいらっしゃいますか?なぜ、誰も問題にしないのに(「報告は少ないですが」は他の症例報告が少ないの意味と解釈)、『リトルバード』では、「ブンチョウにも著しく多く、その発生頻度はセキセイを上回る」のか?
原発事故など無くても調べればわかった話ばかりだが、原発事故によりヨウ素の問題がクローズアップされ、欠乏より過剰が問題視されるようになったが、過剰を引き起こした証拠をご自分で並べ立てているのだから、その後のご見解も示して頂きたいだけである。もし、どこかで書くなり言うなりされているのをご存知の方がいるなら、ご教示いただきたい。
・・・黙って臨床医療を頑張っていれば良いものを。学術団体というより研究発表会みたいなものをされていたはずだが、雁首揃えて何をしているのだろうか。患者に被害を与える前に、検証したらどうなのか。臨床医は目の前の患者を治すのが使命なのに、毒を強制して患者を増やしたいのだと邪推されるのがわからないのか?
せっかく学術団体めいたものをつくって、その代表的人物が「百科」と病気の解説をしてくれているのだから、同じ穴のムジナなら検証検討くらいしたらどうなのだ。仲良し会なら、カラオケルームでされたら良いだろう。
コメント