獣医さんの「みかた」

獣医さんの「みかた」

「一代飼い主」を増やすだけでは困る

さて、私はとびぬけた天賦の才を持ち合わせず、限られた才能でやりくりしている感覚を常に持っている。例えば、社会科の教師など前日に一所懸命覚えたことを「君たち、こんなことも知らないの?」と生徒に教えるものだと信じていて、実際自分もそうしていたし...
文鳥動向の備忘録

エビの次はツルだ

セキセイインコと野生の種子のことを、もう少し掘り下げたかった私は、エキゾチックアニマル診療の草分けの一人として知られる霍野さんのサイトに行きつき・・・、獣医さんは自虐趣味の持ち主なのかと疑念を持った。曰く。 「野生でも食べているのは新芽や発...
獣医さんの「みかた」

ペレット肯定論の薄弱を憐れむ

ペレットは文鳥やセキセイインコなど穀物食(シード食)の小鳥にとって、無用の長物、たんなる蛇足、必要のない次善策でしかない。つまり、自然なシード食が最善だと、この問題を取り上げてから四半世紀の時を経て(『文鳥問題』)、きっぱり言ってしまう覚悟...
獣医さんの「みかた」

怪我の功名

シルバーのはずだが・・・ 反面教師という意味では、『コンパニオンバードの病気百科』は、私にとって役に立った。15年前の出版当時だったら、「被害者」をより少なく抑えられて良かったかもしれないが、その15年のおかげで、その獣医さんたちが言ってい...
獣医さんの「みかた」

文鳥ヒナに脚気なんてないさ

栄養性脚弱症などウチでは遠い遠い過去のもの 私は文鳥の特にヒナの時に起きる栄養性脚弱症の原因を、小学生のころから脚気(かっけ)と認識していたような気がする。しかし、なぜそのように思いこんでいたのかはわからない。愛読していた文鳥の飼育本にはビ...