
ナイがいなくなってからオステが狂乱状態だったのは、そこにいるのに動かなかった、からだったようだ。私は、「早く助けてあげて~!」などと人間同様に救助を求めていたとは信じないのである。で、遺体が収容されて相棒の姿が見えなくなったオステは、出入り口付近で呼び鳴きをくり返した後は・・・、元に戻った。つまり、床に左顔面を打ち付ける恐るべき苦行をくり返し、上ばかり見ている子だ。
・・・変な子だから、その気持ちはわからない。が、変でなくても難しい。「文鳥の気持ち」とか「文鳥のこころ」を読み取るのは至難の業で、軽薄でなければ、わかったとか言えないだろう。まして、他人に教えようなど、僭上の沙汰だと私は思う。
目の前の自分の子の気持ちだけでもわかってやれるように努力したいものである。実際それが出来るのは飼い主だけなので、一番わかって当然なのだ(他人に分かるわけがないだろう?)。

