ワクモってケージに存在するのか?

宿泊部屋居住で当然元気なホチャ

 40数年の昔、父親が気まぐれに買ってきた桜文鳥のヒナを育てるようになった、小学生の私&姉(義絶した「アスペル姉さん」)は、飼育本に書いてあるワクモと言う外部寄生虫に恐れをなしていた。夜な夜な文鳥に張り付いて吸血するとあるのだ!で、姉弟のガキどもは掻いたり夜落ち着かなかったりする文鳥の様子を見るたびに、ワクモではないかと汲々としたものだ。
 したがって、ワクモの事は知っている。しかし、いまだに見たことがない。このまま見ないで済んでほしいと思っていたのだが、先ほど「文鳥屋」のグーグルのクチコミに、宿泊したらワクモが寄生したというものが、「2週間前」に投稿されていたのに気づいた。2週間前、と言えば、「STOP!ヨウ素過剰」の頃だ。普段でもグーグルの口コミなど存在すら気にしないが、まして気づくはずのない時に限って・・・、笑っちゃう、である。そのクチコミとは↓だ。

「1度年末の帰省のため文鳥2羽を預かっていただきました。毎日特製のご飯と豆苗も新鮮なものを与えて下さり、放鳥も他の鳥とともに毎日していただいており大変ありがたいと思っていたのですが…文鳥が帰ってきてから程なくしてワクモ(吸血性のダニ)が発生しました。文鳥は血を吸われ衰弱し貧血になり、駆除は2週間に渡りました…。文鳥屋の家にワクモがいたのか、たまたま一緒に預かられていた鳥籠にワクモがいたのかは分かりません。10年ほど文鳥と過ごしてきて、こんなに戦慄したのは初めてです。もう預けることはありません。ペットショップやブリーダーのもとに預けた為にワクモを連れ帰ってくるケースは少なくないそうです。お預けに関してそのリスクを負いたくない方には、他の鳥との触れ合いがある以上絶対にお勧めできません」

 本当かな?真実味がないんだよな。が正直な感想だ。ワクモと言うのは、基本的には養鶏場の話で、それが、文鳥の禽舎や庭籠と言った木製の飼育環境で、夏季に猛威を振るったものと思う。つまり、ケージのような風通しの良い環境とは別次元で、しかも年始以降という一年で最も寒い時期では、室内であっても発生しにくいのではないかと思ったのだ。
 なぜ、「虫ネタが好きな人は季節を無視するのだ」、虫無視・・・。となってしまう。確か、以前の「虫が~」のクレームは、真冬の牧草にダニがたくさんいたとかいったものだったのだ。あれは真夏に虫が牧草を食べてしまうのが問題なのだが・・・。
 でも、よくわからない悪評には答えた方が良いのだろう、ワクモがうようよしていると一般的な誤解が起きても困るし・・・。で、以下のように返信はした。推敲しづらいのでしていないが、まあ、要旨がわかれば良いか。

「ご意見いただきありがとうございます。
いつのお話かは分かりませんが、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした。
ワクモは40年ほど前の小学生の頃に読んだ飼育本で知っているだけで、実際に見たことがなく、これまで当店の飼育環境で発生はしておりません。また、通常、夏季を活動期にするものが、冬季に感染し拡大したのか、とても珍しい話ではないかと思います。
そこで、誠にお手数ですが、今後同様の事のないように、匿名で結構ですので、どのように駆除されたか、巣くっていたと思われる場所とケージの位置、室内の環境温度、などご教示いただければ幸いです。
夏限定で通気性の良いケージでは起きにくい、との40年来の基本認識をくつがえすお話で、新たな外部寄生虫の発見かもしれず、とても重大な話だと思っております。御不快を与えながら誠に勝手なお願いですが、ご情報のご提供をお願いいたします。」

 ハイパーワクモだな。もし、実在を確認出来たら、研究者に報告すべき案件だろう。注意して見つけたいものである。

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