さらにエンリッチメント

いろいろ遊びを見つけるのだ

 ちょっと検索したら、横浜小鳥の病院の海老沢さんが、エンリッチメントについて解説してくれていた(コチラ)。さすがである。

 2006年段階では、食事の内容が多様、といった意味合いでのみ使っていた気配で、編集部から細かな解説を書かれているが、2020年段階では完全に理解している。
 もちろん、元の食性にあったエサを用意できない、犬猫やら大型インコでは、採食面での環境エンリッチメントは、疑似採食行動と言える遊びにより実現するわけだが、幸か不幸か私は文鳥(及びそのあたりの小型鳥種)の事しか考えないで良いので、あら、ペレットにしないで、穀物食いには自然の穀物を用意するだけで、エンリッチメントは実現するのに、になる。
 ついでに、1羽と言わず2羽3羽いれば勝手にエンリッチメントしてくれて楽だが、手のりで無くなる可能性が高まる。動物園の飼育係ではないので、野生を呼び起こせば良いというわけでもない。そのあたりの折り合い方は、鳥の種類によっていろいろ子となってくるだろう。

 文鳥、おそらくセキセイインコも同様に、穀物中心の食性の小鳥では、エサの殻むき行動がとても重要に思える。従来は、栄養面ばかりこだわってしまい、脱線する人も多かったが、自然な採食行動を維持させるのは、文鳥その他のやる気をそがない飼育となるだろう。つまり、殻つきの配合飼料を主食とするのが無難と言えよう。
 せっかく、それだけで採食エンリッチメントを実現できるのに、より大きなインコと混同してペレットをどうしても用いたい場合は、遊具などで代替する他ないが、エンリッチメントの実現はより困難なものになるだろう。犬猫のような、かじったりたわむれたりして遊ぶおやつなり遊具が、文鳥にはほぼないので、飼い主も一緒にいろいろ試してみる覚悟が必要だ。
 やはり無理せず、殻の掃除を頑張る方が良いのではなかろうか。

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