
突然ながら、思うに、人の性格の分け方には様々あるが、拡張型と深化型は区別が容易なものの一つだろう。拡張型とは(私が勝手に名付けているのでより適切な言葉があるかと思う)、興味関心をいろいろに変えていくタイプだ。一方の深化型は特定のことにこだわって掘り下げていくタイプだ。
飼い主にも拡張型と深化型があり、これは分かりやすい。若い頃からいろいろな生き物を飼った、という人は拡張型であり、何かメインの生き物にこだわってあまりいろいろ飼わないのは深化型だ。
で、私は、小学生の時から犬がメインで小鳥(文鳥+αで十姉妹)がサブ、さらにその他、の位置づけであった。そして、現在はほぼ文鳥専門、インコを飼いたいとは思わなかったし、まして大型の鳥を飼うくらいなら犬を飼うといった感じだ。
次から次にいろいろ飼う人には、男性が多く、私の父も「モグラも飼った」などと言っていた気がするのだが、そういった次々飼った自慢をするおじさんは多かった。で、私は犬派だったので、少年期や青年期は、そういったおじさんと話すたびに、次々に買い殺しただけではないかと多少の疑問を抱いていた。今現在は、もう少し知恵がついて、「それはアレだ、恋愛対象を次々に変える浮気男の心理だ」などと言ってしまうことになる。
逆に、猫派に多いわけだが、とにかくネコに没入する。そのため、世の中では「ネコ女」などと陰口をたたかれることになってしまうのだが、「それはアレだ、好きな男しか見えなくなる一途で古風なタイプというわけだ」、になる。どちらにせよ、程度問題と言えようか。
で、文鳥にはそういうタイプ分けが可能か否か・・・。難しい問題である。妻に先立たれた男たち・・・。イッパは若い後添えも頓死して、現在、キンカチョウを含む広範囲にナンパ作戦を展開中。オノコは飼い主が連れて来たごま塩プティと仲良くなりつつある。プティは意外に順応性が高く活発で、飛びまわっては他の文鳥のパニックの原因になったが(見慣れないごま塩の飛翔姿は恐ろしいらしい)、それも落ち着いて、昨夜はオノコの近くにいる場面もあった。血瘤がはじけて頓死したらしいマダラの夫のジュンは、多分そうなるだろうとの予想通りに落ち込んでおとなしくなってしまった。
いろいろだが、拡張型深化型というより、前向きか後ろ向きかの違いに思われる。後ろ向きでも、良いだろう、と私は思う。

