タイシっ子は女の子?

コタロかオコタか

 タイシの子は、先ほど少し飛んだ。賢い子で、初飛行から着陸場所を探しながら飛んでいた。これは簡単なようだが、感情の赴くまま飛び出して衝突して落下するようなことも多いのである。
 やさしい顔立ちで、29gあるが、女の子のような気がする。男の子なら子タイシの小太郎の予定だったが、女の子なら、オコタの方がかわいい気がする。とりあえず、コタ、コタと呼んでおこう。

 さて、年末までに書く予定が、その後、ヒナの爆発的増加でそれどころではなくなっていた、文鳥でのペレット飼育を完全に否定してしまう野望、結局、飼料会社ハリソン自身が「文鳥には向かな~い!」と自白しているように思えたので、そのまま紹介するのをメインにして、今まとめている。
 資料は、今日現在のハリソン社のサイトでのハイポテンシー、つまり通常使用されるメンテナンスタイプの2倍の脂肪分(12%以上)を含む商品説明だが、使用に適した種類としてフィンチ類をあげ、さらに「particularly active」、特に活動的な小鳥に推奨され、「a year-round formula」、通年使用、となっている。知らないのかもしれないが、フィンチと名の付く小鳥は活動的でないと生きていけないので、ようするに、ざくっと言えば2倍の栄養素を含む方を常用にしなければならない、と言っているのも同然で、メンテナンスタイプでは小鳥の活発な動きを維持するには低エネルギーに過ぎた、と理解する他ない。
 いつから、このような説明になったのかは知らないが、ハリソンのメンテナンスタイプを文鳥に薦めている人は、用途を間違っていることになるだろう。
 さて、ハイポテンシーが文鳥の日常食に適しているとするなら、繁殖期はどうするのだろうか?そもそも、繁殖しないことを前提としたオカメインコを基準に開発したものを、繁殖する機会がより起こり得る文鳥にも適したもののように宣伝したのが軽率に過ぎたと私は思う。まして、生物種が異なれば基礎代謝量すら大きな相違があって当然なことすらわきまえず、同じ飼料で構わないなどと信じるのは、いかがなものであろうか。
 1つの飼料では、足りない部分を量を食べて補おうとすれば、別の部分で過剰な摂取となる。低エネルギーで空腹ともなれば、飢餓を満たすために多く食べて、かえって肥満につながる(炭水化物=糖の過剰)。それを抑制する満腹中枢が、人間の「よく噛んで食べましょう」と同類とするなら、殻むきのできないペレットでは過食を招きやすいのかもしれない。栄養値だけではなく、それぞれの種の生態を深く理解して、それぞれの摂食の有り方を理解する努力が求められているのだと思う。その点、文鳥は楽で良かった。穀物配合食をおそらく9割くらいが使用しているのだから、それにカルシウムなどミネラルが必要なら好きなだけ食べられるようにボレー粉を設置し、ビタミンが必要なら青菜を食べられるようにしておけば良いだけではないか(私は動物性たんぱく質が必要だと思うのでアワ玉も設置する)。多少掃除が大変になるだろうが、高騰したり輸入が不規則になるばかりか、そもそも別の生き物のための人工飼料をわざわざ使用するより簡単ではなかろうか?好きなものを好きなだけ食べて、水浴びをして運動が十分で太らない、この方が文鳥も飼い主もハッピーだろう。

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