
ヒナ大量に囲まれうれしい悲鳴中。
大量出血したマダラは、安静など全くせずに飛び回っている。これを繰り返しつつ治れば良いのだが、どうにも落ち着かない。
初心者向けに、お金のかからないエンリッチメントな文鳥生活をアピールしたいのだが、否定しないといけないことが多すぎる。その発信源は、文鳥を飼っていない獣医やペットショップの店員である。
そもそも獣医さんというのは因果な商売で、患者の生き物の痛みを和らげようと努力すればするほど患者に嫌われてしまう立場にある。その点、人間の歯医者さんに近いかもしれない。当然、家で健康に暮らす姿を知らないので、生き物の気持ちを理解するなど無理である。
もちろん、犬猫の獣医さんにはその気持ちを理解している人も多いはずだが、それは獣医師の免許を持っているからではなく、犬なら犬、猫なら猫を飼育しているからである。もし、ウチで何匹も猫を飼っている獣医さんが、「犬の気持ち」についてご託宣を述べても、あまり参考にならないだろうし、犬の飼い主で参考にしようと思う人は少ないはずだ。つまり、飼い主だからわかるのである。
動物園の飼育担当者にしても、飼育しているから担当動物のことがわかるわけで、肩書の問題ではあるまい?その点、鳥系の専門を名乗る獣医さんは気の毒で、鳥と言ってもまったく違う種類を多く含むので、1種類飼っているだけでは、偏ったことになってしまう。そして本人にその自覚がないから、困ってしまう。わからないと自覚してわかろうとすれば、多少の前進もあるだろうが、わかったつもりで偏頗な知識など振り回せば、滑稽なだけになってしまう。
チェーン店でパウダーフードを薦められれば、それが良いことだと思ってしまうが、スキルがない人に薦めるのは危険なことすら知らない。結果、初心者は我流で行い、食道に管を入れずに液状のエサで口を塞ぎもたもたしている間に呼吸すれば気道が開いて誤嚥を起こして即死である。なぜそのような危険を初心者にさせようとするのか?せっかくコバヤシさんが文鳥用に『育て親』を開発してくれて、小学生でも安全に差し餌が出来ることすら知らないだけではないか。
羽をバッサリ切ってパウダーフードの差し餌を長期間行って抵抗する気にもない奴隷状態を「よく慣れている」とか「コミュニケーションバード」などと称して売る。結果、ウチに持ち帰ると『奴隷解放』となって手に寄り付きもしなくなる。結果にコミットしてもらいたいものだ。
寿命が10年未満の生き物に、健康診断が役に立つようなことを言って引き寄せて、必要性ゼロで嗜好性が低いペレットを宣伝する。さらに「ウチでも売ってますよ」ときて、ウチは「輸入代理店なんですよ!」などと言い募る。普通に考えれば、詐欺まがいの商法だが、それが当たり前のように信じさせるのだから、獣医師の肩書とは大したものである。もちろん、実際は医療従事者として素晴らしくても、常識的な知識を有している保証など何一つない。
とかくこの世は難しいが、他人を信じすぎずに、そのような暇があるなら、自分の文鳥と多く語り合っていただきたいものである。

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