
初めて夜会に参加したタイシは、さすがであった。まったく物怖じせず、誰彼構わずケンカを売って回っていた。エドワード黒太子にあやかっただけのことはある。
そんな人知らない?英仏百年戦争のポワティエの戦いにおいて、数的な不利をはね返してフランス王を捕虜にした英雄だぞ?黒い鎧が似合っていたらしいので、14世紀の人だが、私はイメージ的に伊達政宗と重ねている。
それはそうとして選挙か・・・、牛ちゃんが議員になれたから良かったんじゃないか?石破?辞めても辞めなくても歴史に残るダメ宰相、何だって良いのではないか?自民党の名前と抱き合い心中でもすれば?
ところで、参政党が大躍進だそうだが、参政党のホームページに誇らしげに掲げている憲法の試案が拙い、日本語がヘタなのはGHQ並みだ、と思えてしまったのは、残念なことであった。まだ試案なので、注目が集まった中で、より練られたものに変えていっていただきたいものである。
私としては、前文「天皇は、いにしえより国をしらすこと悠久であり」、第一条「日本は、天皇のしらす君民一体の国家である」の「知らす」は「知ろ(ら)しめす」とすべきだろうと思った。日本の天皇陛下は、古代以前は「あまのしたしらしめすおおきみ(天の下知らし召す大王)」であり、もし、天の下知らす大王では様にならない。もちろん、親切な註に「しらすとは、国民の実情を広く知って日本を治める意味の古語である」とされているように、「しらす」で間違いではないのだが、これは「召す」の意味合いを含んで略してしまった言葉なので、略す必要がないところでシラスシラスとすれば、不敬になりかねないと思うのである。国の元首であれ象徴であれ、天皇陛下に対しては尊敬語「召す」は是非お使いいただきたいものだ。
「しらしめす」「しろしめす」すめらみことの元で発展した我が日本国は・・・、の方が良いだろう。江戸時代の国学などを少々学んで文飾に励んで頂ければと思う。
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