月初に入院して月末に退院しろ

 のうたりん大臣が食糧法に「価格の安定なんて書いてありません」と繰り返した(記事)国会では、今や高額療養費の引き上げが問題になっているらしい。曰く、長期療養者が困窮する云々。だからさぁ、長期に療養が必要な人には別途補助すれば良いだけではないか、あれの間抜けバカで腹が立つ点は、月単位というところにある。国会の人たちなど、考えたこともないのかもしれないが、親の入院などでやたら詳しくなる貧乏人にして見れば、表題のような格言を得る、不公平性を有している。
 わからない?それは今までのところ幸せな人生を歩んでいて結構なことだ。だが、もしあなたが、骨折でもして入院した場合、同じ一カ月の入院でも、支払う額が異なってくるのが、高額療養費と言う制度なのである。
 具体的には、3月なら3月の月内に生じた療養費が8万円なり何なりを越えた場合、それ以上は支払わなければ良いという、実にありがたいものなのだが、月をまたいでしまうと別料金になる。つまり、1日に入院し月末までに退院すれば、8万円なり何なりの上限以上には支払わないで済む。例えば20万円療養費がかかっていても、支払いは8万円で済む。ところが、3月15日に入院し、4月の半ばに退院してごらんなさい。3月分が10万円、4月分が10万円の療養費なら、「月々8万円に負けといたるわ!」と高額療養費様が仰っていただいても、支払いは16万円、つまり、入退院が月内に収まる場合の2倍だ。
 したがって、私は、親が入院する時は月の初めにお願いします。と念じているのだが、これがままならない不思議さよ。・・・って、不公平ではないか?療養の内容も期間も同じなのに。

 せっかく問題視されているので、変な不公平感は持たれないように改正してもらいたいものである。

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