遺体のリアル

恋ビト未満のキンタとアゲ

 画像とは、まったく関係ないのだが、先ほどドラマ制作をされている方から、作品で文鳥の遺体を使えるか否かのご質問を受けたので、次のように返信した。以下、遺体の話を何の躊躇もなく書いてしまうので、人生でそういった機会がなく、想像したくない人は、読まないことをお勧めする。・・・多少は考えておいた方が良いかもしれないとは思う。

 死体を扱う生き物屋はないと思います。自分の文鳥の遺体を小道具にする人も少ないかと思います。
 遺体を冷凍保管している飼い主は稀にいるようですが、時とともに、亡くなった直後とは違った顔立ちになるかと思います。
 軽度の麻酔で眠らせることも可能かと思いますが、動物愛護法上問題行為になる可能性があります。
 亡くなった文鳥をはく製にするケースもありますが、リアリティには欠けるのではないかと思います。
 
 結論としては、そこはリアルに死体を使うことをやめて、演出の腕を発揮した方が良い、ような気がします。

 私は、庭の隅に文鳥の墓石を置いてその下に埋葬するので、遺体がどのように変化するかは克明に観察したことはないが、何しろ文鳥は25gでしかないので、変化は速いことは知っている。クチバシノ色が赤から紫になってしまうので、臨終直後の状態を保持することはできないだろうと思う。
 ナイの場合もそうだが、25gに過ぎないお肉は、夏でもなければ腐ることもない。腐る前に乾いてしまうのである。羽毛とクチバシはそのままで遺体は干からびた状態・・・、これをして私は「即身成仏」と呼ぶのだが、あまり見たいものではない。実行したことがないのでどうなるかわからないが、冷凍庫に長期保管をすると、たぶんフリーズドライで同じようなことになるかと思う。永久に姿をとどめることは難しいので、半永久的に変わらない羽を数枚保管して、後は埋葬した方が良いのではなかろうか。
 遺体を業者に焼いてもらう人もいるが、何しろ25gである。業者などと言っても、自動車の中の電子レンジ的なもので焼くだけで、家庭でチンしてしまっても似たようなものかと思う。何もわざわざ灰にすることはないので、基本は土葬だろう。
 プランターの土に花の種でも撒いておけば、数年で影も形もなくなるはずである。炭酸カルシウム、海苔などのパッケージの中にある乾燥剤の中身を少々遺体周辺に入れて埋葬すれば、より早く形を残さないだろう。

 記憶を追うのに遺体など無用だと私は思うのだが、そのあたりはそれぞれの宗教観によることで、気が済むようにして良いかと思う。ただ、他人には理解されず奇妙に見えてしまうこともあるので、多少そういう気がしたら、公表は差し控えた方が無難だとは思う。

 なお、ドラマの話は、遺体を使わない方向で検討されるそうである。その方が良いだろう。私でさえ、遺体の画像は載せないくらいなのに、あまりにリアルではどのような反応があるかわかったものではない。
 小鳥を亡くした悲哀を上手に演出してもらえたら、ありがたい。
 

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