
21日に、宿泊部屋の売れ残りっ子の「クロダ」が片脚を引きずるようにしているのに気づく。打撲かと思ったが、翌日捕まえてよく見ると、血色は通常のままだが脚がぶらんぶらんとしていた(内出血は確認できず)。おそらく、見ていない時に素っ頓狂に飛んで落下して骨折したものと思われたので、とりあえず、同期の3羽と同居しているカゴから1羽用に移して、治療してもらう動物病院を調べた。
落下による骨折は初めてだ。動物病院に行くのは、十数年ぶりだ・・・。骨折を放置すれば曲がった脚になるのは確実で、場合によっては合併症もあり得るはず・・・。とりあえず添え木してテープでぐるぐる巻きすれば良いのは知っているが(昔の飼育書には対処法が書かれている)、何しろ外傷骨折など初めての私には、そのような準備は無い。獣医さんを頼るしかないのである。
2012年に引っ越してきた際、当地(川口市)で動物病院に行く場合、ここにしようと思っていた病院は、その後移転して、現在老母が入院中の病院の近くに存在する。しかし、金曜日は休診日となっている。土曜日まで待つより、小鳥の骨折くらいは処置できそうな近い病院を探して、果敢にも、犬猫以外何でも診療できることを目指しているらしい動物病院があったので、23日午前中に小鳥の骨折治療が可能かお伺いしたうえで、いろいろ時間を切り詰めて自転車で「クロダ」を連れて行った。
結果は、残念なものであった。真面目そうな獣医さんが、学窓社のエキゾチック何とかのマニュアルを繰りながらおっしゃるには、脚のテーピング固定はできず、手術でピンを入れて固定しなければならないが、全身麻酔となって、100g以下は麻酔により16%が亡くなってしまうそうで、手術をしない場合、狭いところで動けないようにして自然治癒を待つ、と言うものであった。
放っておいても死なない生き物に手術をして、1/6を殺してしまうようなものは、そもそも診療の選択肢としてあり得ないのではなかろうか?だいたいそのような手術を、マニュアルを繰りながら話すような人に任せる飼い主がいるだろうか?
私から見れば「残念な人」になってしまった獣医さんに、昔は脚にギプスしてもらったのは横浜の・・・と言ったら、海老沢先生は有名、と言うので、「アレ」ではなくて、広瀬先生、日本で初めて小鳥の専門病院の高橋達志郎先生のお弟子さんと言ったが、高橋達志郎をご存じなかった。浦和の先生は訊いたことがあると言うので「女性の?」と尋ねて、その師匠なんですけどね、と言った(浦和のバードクリニックの石森先生の話だろうと思っている。高橋達志郎の愛弟子である)。
初診料2000円ほどだけ払って帰って、そうだ、高橋達志郎を確認していなかった、と『小鳥の飼い方と病気』を見れば、イラストが重要なので画像で載せるが、当然のように脚骨折の際の治療法が載っている↓。
前回の骨折・・・なんと、2003年の三代目クルの疲労骨折にさかのぼるようだが、あの折には広瀬先生がちょちょいとギプスしてくれて、その指示をしっかり守ってバリアフリー化したのだった。ても、夫のサムが付き添ってくれたな(往時の様子)。
図のD、大きいテープでしっかり固めるので添木の様子はわからないが、弟子は完全に師匠の方法を踏襲していたものと思われる。固定して動かなくして骨がくっつくのを待つ、それだけで、もしかしたら多少曲がってしまうかもしれないが、麻酔で死ぬリスクなど考えずに済む。
それなりに最近の先生たちの見るマニュアルには、小鳥の脚骨折へのギプス固定は無いようだが、私がして欲しいのは↓だ。それだけだが、それだけが出来る獣医さんがどこにいるのかわからない。
浦和か・・・、さいたま市は隣市だがアクセスは面倒であり、限定的な診療体制に移行している地域密着型の動物病院に、余計な者が入りこむのはどうだろう・・・。それなら、最初に行こうと思っていたところを試して、うまくいかなければ、いろいろ仕事をさぼって久しぶりに広瀬先生のご尊顔を拝そうではないか。と決める。・・・、どうなるかは現在進行形だ。


