
夜中で、NHKアナウンサーの感情に訴える緊迫の演技が多分なかったのが幸いして、あわてて飛び出て足の裏を壊滅状態になった人は、おそらくいなかったのではなかろうか。何よりであった。1週間以内に後発地震?そのような統計学的な憶測など、予知できない役立たずの地震学者の戯言だろう?人騒がせなだけである(観測数が少ないのによく言えたものだと感心する)。
そしてその地震が起きているのも知らずに、私は、捨てちまえ、とか書いていたのだが、それは、ハリソンの商品紹介ページを(翻訳して)見ながら、「アダルトライフタイム」を文鳥に与えていて、40g近くの体重で食事量を制限している人の話を思い出し、その原因がそもそも文鳥には適さない結果だと、頭の中で因果関係が結びついてしまったためであった。
アダルトライフタイム粗蛋白質(min):14%、粗脂肪(min):6%、粗繊維(max):4.5%、水分(max):10%
このように、日常食より高栄養タイプは脂質が2倍になっている。これで肥満にならず、半分でしかない方で、どうして肥満が起きるのだろう?それは量を食べるからに他ならず・・・、でハイポテンシーの用途の中に「肥満または体重不足の鳥」とあるのに気づいた。なぜ2倍も脂質のあるものがダイエットに適しているとするのか?
そして、次のような推論に達したわけである。成鳥の日常食であるメンテナンスの脂質不足を補うために過食となり、炭水化物の過食となり体重が増え(炭水化物が体内で脂肪に変わる)、そのため量を制限すると、拒食症と同然の状態を無理やり作り出すことになって、過食と拒食を繰り返しつつ程度がひどくなっていく人と同じようなことになってしまうのではないか、と。とすれば、「肥満または体重不足の鳥」には、ハイポテンシーのような脂肪分が適度に含まれたものに変え、食べる量を抑えた方が改善効果が見込めるはずだ。
なお、断っておくが、人の過食症拒食症が珍しくはないにしても、けっして普通とは言えないのと同様に、ペレットを食べれば必ずそういった症状を起こすわけではない。ただ、何らかのきっかけでそういった一種の病気を起こしやすいとは言えるので、頭に入れておいても良いだろう。
では、ペレット以上に脂質が少ないウチのシード食(青菜を食べるので脂質の比率は低下する)では、過食問題がないのだろうか?飼育素人で栄養についても批判力の欠落した獣医さんは考えもしないのだろうが、そもそも文鳥どころかキンカチョウやオカメまで、まったく運動量の異なるものを同じエネルギー必要量と見なすのは無理があるどころか狂気の沙汰だが・・・、それはそうだろう?大谷翔平さんがそこら辺の事務職のおじさんと同じように、定食など食べていては、生き神様のご活躍どころか体を維持するのも無理なことくらいは、想像できるはずだ。つまり、狂気の沙汰でしかない、必要栄養成分など無視するほかない(おそらく、25年前から言っているが、オカメインコ基準をアメリカンアバウトで小型はみんな一緒としただけだろう。普通オカメは中型と位置づけられるものだが・・・)。無茶な数字に合わせるから問題が起きるのである。
ともあれ、脂質が少なく炭水化物が多い雑穀ばかりでなぜ問題が起きないのか。それはわからない。そうした研究が多分ないからである。だが、またもやながら、根拠のある推論は可能だ。それはやはりクチバシによる殻むき行為だ。人間では「よく噛んで食べましょう!」と推奨され、咀嚼により食欲が抑制されることが知られている。同じような効果がなかったら。むしろ不思議ではなかろうか。とすれば、硬いか軟らかいか以前に、むきエサ同然ですぐ飲み込めるペレットはクチバシをより必要とせず、結果、より食欲のタガが外れて過食になってしまうリスクが高まるものなのかもしれない。
ケージの中ではおとなしくしている子が多いオカメインコに必要な栄養成分を基にした結果、日常食タイプでは脂質不足により、疲労感や体力低下が見られておとなしくなり、一部はその状態を克服するため過食となり、さらに食事制限による無理やりの拒食状態が事態を悪化させる。かなり蓋然性が高いと思う。少しでも心当たりがあれば、主食の位置づけから外すのが無難だろう(「捨てちまえ!」)。
栄養面で優れている、と見なして推奨する人たちは、栄養成分表を見て実態を見ていない。しかも、製造している「活発で運動量が多い鳥」にはハイポテンシーを推奨している事実さえ知らないか気にもしないほどアメリカンだ。さらには、里親募集で「うちの子にはペレットを上げてください」などと、私が管理する掲示板で平然と書いてくる。なぜ、それほど注意力がないのだろうか?
自分で考えず、有識者と思い込んだ者の言いなりだからではないか?飼育ど素人の臨床医兼ペレット伝道師などに、文鳥の飼育などわかるはずがないではないか。それで低栄養で無気力になったり、過食になったりする可能性を高め、およそ繁殖に不向きなエサで繁殖して体力を奪い、さらにそれを他人に勧めて良いものであろうか。せめて5代程度は繁殖させ、問題のないことを実証してほしい。
私は小学生の頃から文鳥を飼っているが、他人に意見する気になったのは、自分で考えて飼えるようになって5代繁殖してからだ。なぜ5代かと言えば、小学生の頃にテキトーに飼っていて5代で断絶したからである。それから16代を経たのが現在だ。ずっとシード食なのに、飼ってもいない人の言うことなど聞けるわけがないだろう。
さすがにこれで論点は尽きたはず。・・・いろいろでまとめようがないな。

コメント