
コッチは元々名無しだ。成鳥として、つまり繁殖に用いる種鳥として販売するなら、親鳥の元でひとり餌まで育てられた方が良いのかもしれない。と思って、ヨッチ&ボクジュに頑張ってもらったのだが、案の定というか売れず、せっかくなので、シナモンとシルバーのウチの子化計画の下、非手乗りのシルバーに嫁ぎ、さらに夫に先立たれて、「文鳥団地」に移して亡夫の先妻の子ウノと同居して、「コッチ」と名付けられ、カゴから出ない非手乗りから、大勢の夜会に参加するのが当たり前の世界になじめずにいた。すでにひ孫もいる身になったが、また夫に先立たれてしまい、それから相手探しに頑張る姿を見て、「まだ枯れていない。若いオスの多い長らく暮らした宿泊部屋に移した方が良いのでは?」と思って移したわけだが・・・。ここまで「はまる」とは・・・。
50代で夫に先立たれたA子が、運動不足解消で始めたボクササイズで、プロボクサーを目指してラーメン屋で働く男の子に出会い・・・。すごい、レディコミ妄想の世界だ・・・。
つまり、本来おとなしい子でこのまま静かに余生を過ごすのだろうと思っていた。ところが、1歳未満の暴れん坊と夫婦になって、小突きあいで愛情を確かめるバイオレンス夫婦になるのだから、わからないものである。一生はどうなるかわからず、一生わからないことの種は尽きそうもない。

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