太く、なるべく長く

太く生きる母タッチの姿

 無知蒙昧な我々人類は、何でも知っているつもりでいるが、実際は、科学的に解明できることなどごくわずかである。ペレットなど、栄養的に万全のように言っているが、比較的には大きくもないであろう企業に過ぎない飼料会社が勝手に言っているだけで、そもそも、鳥種ごとの必要量など何もわからず、中身は大型インコ用もフィンチ用も大して変わらず、会社によっては同じである。このようなもの、科学的とも言えない。
 ↑これは3羽を子育て中の20代目の姿だが、ほとんど狂気のごとくに青菜を食べこういった姿になる。ボレー粉は交換した途端に抱え込むようにして食べる。アワ玉もざっと普段の3倍は消費する。このような栄養の必要性を、人間が管理できると思う方がおかしい。ペレット信者は、量を増やすかハイカロリータイプに変えて対応できると思っているのだろうが、それが可能ならペレットを使用する繁殖家も少しはいただろう。
 結果は、ヨーロッパにおける小型フィンチの飼育繁殖は穀物で行われ、飼料穀物の栽培が消滅することもない。ペレットが少数派だから、ヒエやアワやカナリアシードなどは栽培されるのである。四半世紀を過ぎてこれだ。とっくに比較は終わっているだろう。
 現在アメリカ合衆国は日本以上に物価高のようで、最近では、普通にそこらじゅうで小売りされている「処方食」ハリソンの値段は、日米で差がなくなっているようだ。これは、大幅な値上がりの前段階と見て良いだろう。輸入品とはそうしたものである。今のうちに、穀物と併用させて、ペレットを食べないなら、四半世紀も変わらない化石的たわごとに乗せられて損したと思って、さっさと切り替えてしまうべきだろう。

  太く生きるウチの子たちは、孵化ラッシュで、↓はトッピとハマーとの子だが、みな白い。桜ペアから生まれたトッピは、実は突然変異で桜の因子を持たないのであろうか?この際、文鳥屋系と名前を変えてやろうか、いろいろ考えさせられる晩秋の夜長であった。 

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