展示場前にたたずむテン
今年の漢字とか流行語とか、多様化した現在、共感し難いことを恒例行事としてダラダラ続けるのは、やめたら良いのにと毎年思ってしまう。だいたい、お坊さんに無茶な体勢で変わったくずし字を揮毫してもらっても、本人しか読めないのではないか、あれは。
それはさておき、手の中に包んで連れ出しても怒らず、差し伸べた手には乗るほどに、おとなしく素直になったテンは、最近、高い場所に行きたがる。また、産卵期によるものか動作が鈍重になっているトミも、飼い主をタクシー代わりに使って上方のたまり場へ行くと、自力でさらに上を目指して、よじ登っていく。
これも、お茶の間動物行動学で考えれば、理由付けられる。老いたり病気になったり、体が弱くなれば、身にせまる危険に対して素早く対応できなくなるので、より危険性の少ない場所を安全に感じる欲求が強くなるのは、当然なのである。
ただ、この行動は、上手に飛べないのに落ちるとより痛い目にあう場所へ行くことを意味するので、飼い主としては、出来ればやめてもらいたい。悩ましい。ただ、文鳥は、体が軽く羽毛に覆われている上に、体内に気嚢というエアクッションを装備しているので、落下などの衝撃でケガすることはあまり無い。それでもリスクはあるが、ウチでは好きにさせてやろうと思う。
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