
エールは人が見ていない間に水浴びをしたらしく、それでも飛び出してきてヒナを踏ん付けていた。わざと、である。嫉妬しているのだが、どうだろう、この↑目つきは!ヒナ換羽後はごま塩に変身する予定で・・・、どのようなキャラになるのやら。
一方の22代目ギンミは、顔つきは精悍だが、今のところのんびりした性格で、エールとは相性が悪い感じである。
よく、文鳥の場合も、相性が良いとか悪いとか言う話があり、相性が悪いとペアにならないとか、オーナーが獣医さんと相性が悪いことがある、だとか、わりに普通に持ち出される。が、「相性」で分かったようなつもりでいる時は大抵ごまかしである。第一印象で持った感覚に引きずられているだけであったり、せんじ詰めれば細かな理由があることを考えまいとしているだけかもしれない。何しろ、文鳥の相性など当てにならない。
基本的に、固まった個性が実存しているという前提でなければ、相性など認められないだろう。しかし、固まった個性などない。絶えず動くし無意識にも意識的にも変わるのが個性だ。経験により形を変えることもあれば、他人の見方で見え方が変わるだけのこともある。当てにならない。
仏教の禅宗に「無位の真人」という言葉があるのだが、仏心を持つその人の無垢な本性のことらしい。となれば、それが個々に違って存在する「本当の自分」だ、などと早合点するのは甘い。みんな「無位の真人」なので本当の自分も本当の他人もみな同じ、では何が違うとなれば・・・、経験なのである。経験で人格が作られる・・・見事なまでに哲学である。
今回の文鳥諸君も、いろいろ経験させてくれそうである。
