10月8日は飼鳥の日(解)

 めまいがするほどの天手古舞だった。夏休みの宿泊がお盆明けに第二波となって押し寄せ、小松菜や豆苗が瞬く間に消える・・・。夏っ子のヒナが元気にお育ちで差し餌が始まり、メールでの応答も多く、宿泊の文鳥たちはケージに戻らず・・・。

 それで、そもさ~ん!せっぱぁ!!である。
 あれこれで発狂寸前の時は、余計なことをするに限る。と言うことで、なぜか、これは自分でもどうしてその方向に思考が進んだのかわからないのだが、10月8日は高橋達志郎先生のご命日なので、その日を「飼鳥の日」にすべきだ、と思ったのである。なお、ご命日の情報源は、2010年10月8日日本テレビ系放送の「今日は何の日」である。誰かクラウドファンディングでお金を集めて正式な記念日にしてくれたらな、とアイデアだけ出しておこうと・・・。

 確かに、高橋達志郎先生の、飼育の実践に則し小鳥を優先させ、飼い主に経済的負担を大きくは求めず、最新医療よりも手技の熟達に重きを置く、といった小鳥医療は、残念ながら継承発展されなかった。優秀なお弟子さんはいたが、時代の趨勢でその後は続かなかった。
 うすらボケなのか「お人よし」の名に甘んじて事態の本質が見えない人は、小鳥を治療する獣医さんが増えたのは高橋先生のおかげと思ってしまっているようだが、現在のアレは横浜小鳥の病院の海老沢さんの功績で、私に言わせれば、文鳥やセキセイインコの小型種の実践治療で培った小鳥医療を、アメリカ直輸入の大型種の治療技術を当てはめた、違ったものに塗り替えたものにした、と言える。臨床獣医が多くなり過ぎたので、過当競争に勝ち抜くために鳥も診られるように、一種の経営努力をしているに過ぎないと、私には思える(そういう人は飼わないで良いが、当然、飼い方などわかっていないと自覚してもらわねば困る。この際、「小鳥専門」も食うに困ったら、大型犬も診られるようにスキルアップされたら?)。

 高橋先生を思い切り無視した結果、ヨードを飲み水に混ぜて甲状腺腫過剰を引き起こすは、骨折治療ではレントゲン必須になるは、動きののんびりな大型種向けのペレットを小型種に良いものと誤解させ、メーカーは通常タイプの何と2倍の栄養素を含む特殊タイプを活発な小型種に薦めるようになったが、それすら理解せず、必要量の1/2しか含まないものをさらに減らせだの与える回数を設定しろだの、理解不能な極めて危険な飼育指導を・・・。ほめられないどころか、もはや嫌悪対象でしかない。
 そもそも、小鳥専門を称するなら、当然、プライベートでも小鳥を飼育して、その様子を観察し、良いと思うことを試し、医学的知識を踏まえて、臨床医の仕事にフィードバックさせるのが当たり前だと、私は思う。高橋達志郎先生の一番弟子である獣医さんも、専門向けの臨床指針において、獣医自身が小鳥を飼育すべきと指摘されているが、一つも学んでいないどころか知りもしない。最近の小鳥専門を称する獣医さんで、自分の愛鳥を自慢するような人はほぼ存在しないではないか?そのような人たちが、個別種の飼育の専門家であるベテランの飼い主に、何か言えることがあるだろうか?
 飼ったことが無い生き物の飼い方など、わかるわけがない。もちろん、その気持ちを理解しようもない。当たり前ではないか?レントゲンを撮る前にやるべきことがあり、手際をよくするための修練がある。どうすれば抵抗が少なく、どのような力加減で持てば、嫌がられず安全か、観察し触って試して・・・、ろくな実践もせずに専門家ヅラなど片腹痛いというものだ。
 業界は認めないかもしれないが、飼い主の経済的時間的負担を強いる医療技術の向上、死なせないための動物医療により、ペット飼育離れが顕在化してきている。気軽には飼えなくなっているわけだ。今は、気軽に飼って、家族同然に愛するようになった善人に、あたかも高額医療をするのが愛情表現だと勘違いさせ、その思い込みにより次が飼えないようにしてしまっている、と私は見なしている。しかし、気軽に飼育し、そこから生命の大切さに気付く場合も多く、医療によりその芽から摘んでしまっては、情操教育もヘチマもないだろう。
 そして今現在は、生き物の死に向き合った経験のない飼い主がそれに直面し、そのペットロスにどのように向き合うのか、より獣医さんの人間性が試されるようになってきている。患者の治療と同時に飼い主の心のケア、専門性より人間性が求められるようになってきている。これを深めろと求められても・・・、正直困る難題なのに、まるで頓着しないボケ頭と来た日には・・・。

 脱線した。
 ともあれ、中身のない今風より古風に回帰するしかないだろう、と、私は思っている。・・・で高橋達志郎先生の業績が、それをリスペクト出来ないどころか知りもしない今の『我楽多』どもが消えた後に、光を取り戻してくれたら、と願望している。ただ、儲からないので、オマエやれとは言えないのだが・・・。
 とりあえず、こそっと、命日を顕彰の日と勝手に決めてしまうことにして・・・。

 で、キャラをつくるわけだが、当然、文鳥の着ぐるみを着てもらおう。などなどの結果、昨日、生成AI様に作ってもらったのだが、もう少し本人に似せようと思って、先ほど手直しした。先生のお顔立ちをベースに、せっかくなのでご拝顔の栄に浴していた内弟子の広瀬先生を加味した(髭をいただく。サンダル履きにしようかと思ったが雪駄にした)、キャラの名前は文左衛門でいいだろう?元々(1950~60年代は文鳥を含む飼鳥の愛好者で巣引き屋(ブリーダー)だったのだから。
 舞台は田園調布風味で、故人なので妖精化して、広瀬先生は(現役のはずだが)「グローバル」を指向して犬猫の抑え役でもあったから、犬に乗せてしまおう。高橋先生は晩年、自動車を運転されて喜んでいるが、犬で勘弁してもらい・・・。古風だから柴犬で・・・。『小鳥の先生、ただいま診療中!』の表紙のコザクラを保定している写真は素敵なので、コザクラを乗せ、広瀬学少年はジュウシマツボーイだったそうなので、地味な小鳥を(ジュウシマツにしろと言っても文鳥になってしまうんですよ!AI様も修行が足りないな!!)。
 相方は奥様がいらっしゃるのでキャラでもご一緒いただくことにして・・・。せっかくなので弥富系白文鳥の発祥地のはずの又八集落に文鳥を持ち込んだ大島八重さんを加味して、ついでと言っては何だが、広瀬先生の奥様(病院では犬担当)にはお世話になったので(個人的には奥様へのリスペクト値の方が高い)、敬意をこめてこちらも犬で・・・。高橋先生の奥様の名前は千世(ちせ)さんだったと記憶しているが、「ちよ」とも読めるし「チヨ」と言ったら、文鳥の鳴き声であり、名前を「千代(ちよ)」とするのは基本なので・・・、で、弥富の八重さんは八重女(「やえめ」とする人もいるがおそらく「やえじょ」)と呼ばれていた(呼ばせていた?)らしいので・・・、千代女(ちよじょ)だなぁ?
 で、飼鳥の日のイメージキャラ「文左衛門&千代女」完成である。10月8日は飼鳥の日、今風ならコンパニオンバードの日、そして、下半身不随の不自由な身で田園調布に日本初の小鳥専門の病院を開院し、愛鳥家として、繁殖家として、そして小鳥専門の獣医さんとして、小鳥を愛し助け続けた恩人の命日である。肝に命じられたい。

 ついでに↓、昨夜のサチィ。何度も調子が落ちては復活し、昨日はトウモロコシに飛び乗って頬張るほど好調。さすが、「サチィズム」である。

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