それは文鳥にあらず

左端がお墓、右端がシジュウカラ

 放置状態の「猫の額」(庭)のスイレン鉢の水が波立っているので、何だろうかと見たら、シジュウカラのペアがせっせと水浴びをしていた。スイレンの葉に乗ると大変都合が良いらしい。
 先日、旭山動物園の元さんが、スズメが減っていると嘆くので、スズメを観察するより文鳥を室内で飼育する方が、よほど良いではないか、と指摘した。もちろん、個人的にはそこらじゅうでスズメがチュンチュン鳴いている方が好ましい環境だが、天井の羽目板がずれてスズメの子が落ちてくるような家に住みたいとは思わない(本当の話である)。自分が嫌なのだから他人にそうしろとは言えない以上、現代の環境での適正数に減少するのは、止むをえまい。激減ではなく漸減なら、むしろ自然とさえ言えるだろう。
 一方で、より人里慣れしてなかった野鳥は人間環境に適応するようになった、と言うより、その野鳥には現在の建築物の方が利用できる、こともあり、より環境に適した種は生息域を広げる。スズメが減っても他の野鳥を見かける機会は増えるかもしれないのだ。

 それはともかくシジュウカラ。久々に見たな。小学生の頃、クラスメイトの「耳が動くよゴトー」君が、「ウチの近くに野生の文鳥がいる!」と言っていたのは、おそらく、シジュカラかその近縁種かと思う。胸の黒いネクタイがおしゃれな野鳥だが、ほっぺたが白く頭が黒いので、確かに文鳥っぽい雰囲気ではある。

 ・・・と書いていたら、でかい猫が不法侵入している。モデルガンを手元に置いてなかったのが悔やまれる・・・。野鳥観察のためにも、冬場には庭の手入れが多少しなければなるまい。

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