
オスたちに追いかけられ床にたたずむニッキ
誤解している人が結構多いが、文鳥(鳥類のほとんども同じ)は受精しようとしまいと産卵する時はする(子宮に受精卵が着床して妊娠する哺乳類とは違う)。交尾しようとしまいと産卵するし、営巣場所も交尾を連想させる行為もない場合も、産卵しないとは限らない。メス文鳥が産卵する『気分』になったら産むし、その気が無ければ、いくら交尾しようと、巣があろうと、夫の文鳥と暮らそうと、産卵しないこともあるのだ。すべてはメス文鳥次第であり、どうしてでその『気分』となるかわからない。
ニッキは、毎晩オス文鳥たちの浮気相手になっていたが、今まで産卵する気配がなかった。ところが、今夜は異常なまでにオスたちに追いかけられ、またうまくかわせずアタフタ飛び回り危ない。そこで結局、捕獲してカゴに送還することになった。
・・・これこそが産卵期に突入したメスとオス文鳥の関係のはずで、我が家のように複数羽いる中ではよく見かける光景なのだ。つまり、産卵体制に入ったメスの様子を察知したオス文鳥たちが、自分の子孫を残そうと本能的に殺気だつのである。
数日間は気をつけて、早めに送還しようと思う。
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