
ラックに愛情表現するクリ子
百羽と聞くと、大変な数に感じるかもしれないが、それは1羽1羽をしっかり飼育しようとする感覚での誤解だ。商品として割り切って見る感覚なら、文鳥は百羽いても、その質量は3kg未満、生まれたての赤ん坊程度でしかない。移動するにしても、大きめのカゴが4つもあれば十分なので、軽ワゴン車どころか普通の軽自動車にも載せられる。それで、「末端価格」が5千円くらいにはなるのだから、それが意味するところを冷静に理解すれば、引受先がなければ餓死するとかは虫類の餌になるのでは、などと言った心配は、杞憂であるのは明らかだ。業者に電話すれば、小躍りして迎えに来て、あっという間に流通に乗って全国に旅立つことになるに決まっている。もちろん、流通過程の飼養環境など、まったく期待は出来ないので、譲渡会などを開催して、真面目な一般人に飼い主になってもらう方が、個々の生命にとっては無難には相違ないが、買うにしろ譲られるにせよ、最後は飼い主次第なので、それほど大きな開きはないとも言える。
靴裏消毒など、鳥インフルエンザ騒動の際に、感染した鶏舎の周辺で見受けられたくらいで、その当時であっても、フィンチやインコ系の小鳥において、必要とされていない。なぜなら、ほとんど意味がないからである。なぜ、あの団体がそれを当然のように思い込んでいるのか、私には理解どころか想像すらできない。一体、何を心配しての処置なのか?それは心配すべきものなのか?その心配に対してその対策が有効なのか?靴裏に何らかの病原性を菌なりウィルスが付着するリスクがあったとして、それを家庭まで持ち込むリスクとは、一体、どの程度存在するものなのか?自分たちでも、理解しているのか、私は懐疑的だ。
ペットと飼い主のどちらにも感染するリスクのある共通感染症としては、オウム病が有名で、フィンチ類も感染するはずだが、日本で罹患しケースはインコ類が大半で、それも接触感染が疑われるケースが多く、この感染症の防疫として、靴裏を気にする人はいないのではないかと思う。もし、必要なら、ドバトが保菌しているケースが多いので、家の玄関で消毒したほうが良いだろう(どのような薬剤が有効なのかは知らない)。
なお、恨みは何もないが「入場の際は、中の猫を守るために消毒」「お帰りの際にはご自身の健康とお家で待っている猫のために消毒」するように推奨すべきは、猫カフェである。しかし、靴裏だけ消毒してもあまり意味がない。問題となるのは、猫を愛する人には、野良猫とも戯れる人が珍しくない点にある。野良猫の社会では、喧嘩や交尾などで感染症が蔓延していて、しかも、野良猫なら、まず間違いなく吸血性の外部寄生虫ノミを持っている。そうなると、感染した血液を吸ったノミが、猫好きのモコモコした服に付着し、それを自分の愛猫や行きつけの猫カフェの労働猫に移してしまうことになる。例えば、『猫伝染性貧血』にはその危険性があり、かなり危険な感染症なので、その心配を排除するために、客の頭から殺虫剤でも吹き付けるべきだが、それは現実的には難しい。
と、参考までに書いて、日常へ。
クリとラックは、もはやゴールインである。昨夜のシンクロも、求愛ダンスの延長だが、今夜のこれ↑となったら、もはやカップル気分は本格的なもので、別居を続けるのは難しいだろう。明日、同居させるべく考えたい(どちらのカゴで暮らすか、レイアウトを変えるか)。
クリ5歳半、ラック8歳。人間なら、47歳と74歳・・・、まさに後妻業だが、仕方があるまい。血縁はともにヘイスケから10代目だが別系統で、そもそも高齢で2世誕生は考えられないから、どうでも良いだろう。とりあえず、お幸せに。
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