ブレーキを踏んでも増える数

水浴び場で格闘する文鳥
ゲンを追い出そうと飛び掛ったシュー

 文鳥の飼育数を増やすのは簡単だ。気にいった文鳥をどんどん買ってくれば良い。また買った文鳥たちを夫婦にしておけば、彼らは1年で10羽以上の子孫を残すポテンシャルを持っているのだから、あっという間に100羽くらいに達するだろう。
 100羽になったら、室内で同時放鳥するのは無理だ。人それぞれで飼育の限界数は違うはずだが、私が私の飼育スタイルでの上限と考えるのは20羽なので、何とかその程度に抑えたいと常に考えている。ところが、世の中計画通りにはいかない。
 系統は常に2系統に別れ、統一しようとすると同性ばかり生まれ、伴侶を失った文鳥は、新たな配偶者を求めて実力行使をするのだ。
 そもそも、キューとデコが異性であればどうだろう。10代目が1羽生まれ、その配偶者を探してくるだけで済んだはずだ。ところが、現実にはそれぞれ嫁を向かえ、さらにその子同士(ポン・テン)も同性で嫁を向かえ、さらにさらにその子同士(イブ・ラック)も同性なのだから笑える。つまり、系統を統一しようというもくろみは、2羽が同性(それもオス)という50%の確率の3連続の当たりくじにより、はかなくも潰え去り、個体数が増えるという現実を引き起こしたのだ!
 しかし、これが永遠に続くことはあるまい。次代こそ完全統一する夢を見よう。ただ、来シーズンの繁殖は控えないと・・・。

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