やはりノコリは母似

アゴの色が違う文鳥父子(ハル・ノコリ)
アゴの色が違う文鳥父子(ハル・ノコリ)

 桜文鳥の色柄が他の文鳥のそれよりも、個人的な趣味に合致している点は、20年は揺るがないところだが、それ以外はほとんど無節操だ。桜文鳥というのは、色柄だけ見ても千差万別だが、自分の育てた文鳥はみな最高だとその場では信じているので、それが積み重なれば、どういった色柄でもすべて良しということになってくる。
 ただ、パーツごとに比較して考えた場合の好みはあって、アゴは半月状に大きく白いとうれしい。もちろん、現在天才と見ているキューのようにほぼ真っ黒でも、大姐御様の5代目ゴンのように渦巻き模様でも、初代の天才ヘイのようにいわし雲模様も捨てがたいのだが、優先順位で言えばそうなる。そして、美しいアゴの大きな白模様は、喜ばしいことにナツ、モレ、ハル、デコと受け継がれていたのだった。
 ただ、残念なことにこの系統の半月状大斑点はデコで途切れ、デコの子のポンは半白でその子のラックにも復活せず、さらに異系のテンはこの模様だがその子のイブはほぼ真っ黒で、このままでいくと、意識的にこのアゴ模様の嫁や婿を迎えない限り、我が家では見られなくなるかもしれない。

 そんなことを少しだけ考えていたので、ハルの隠し子のノコリのアゴには注目していたのだが、思い切り母似の彼は、アゴも母のエコ同様にほぼ真っ黒になってきている。
 ま、止むを得まい。エコに抜かれた跡がかなり復活したハルのアゴでも見て、その貴重さ(あくまでも我が家での飼い主の主観的な感覚)をかみしめることにしよう。

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