JAの壁厚し

 

父に言い寄る息子文鳥(キュー・テン)
父キューに言い寄る息子テン

 ノコリの「通い婚」はまだ続いている。昨日までの数日は、帰宅の際はコウのカゴに入るものの、暗くしてしばらくすると落ち着かなくなり、ガチャガチャと抗議するので、また出して元のカゴに戻していた。しかし、今日は、また始めから自分のカゴに入ってしまった。
 朝になると、また出せ、あっちに行く、と騒ぎ、朝一番で戻るのだ。
 面倒だが、やはりしばらくはこの状態が続いてしまうだろう。

【余談】
 店の方でハコベの種子はないものかと相談を受けた。ハコベはハコベラとも呼ばれ、春の七草の一つとして知られ、正月七日にはおかゆに入れて食べられる食材になりうる野草だが、昔からヒヨコ草という別名を持ち、養鶏や飼鳥にも用いられていた。
 ありふれた野草だが、道端のそれは土壌汚染や犬猫や野鳥による汚染の危険があり、家でプランター栽培するにしても、もとになる種子など売っていない。個人的には、七草粥の具材が正月8日になると投売りされているので、それを買ってきて、ハコベをプランターに移植すれば大丈夫ではないかと思うのだが、取り扱えるなら取り扱っても良いだろうと考えた。
 そこで、いちおう種子会社に問い合わせたが取り扱いは無いので、生産が盛んらしい産地(近辺と四国の某所)のJAに問い合わせたのだが、何と言うか、はっきり言えば、生産者と消費者の間に挟まって風通しを悪くしているだけの組織ではないかといった、苦々しい印象を持つだけに終わってしまった。特に四国の営農振興課の課長とやらは、最悪で、田舎JAの課長が何様なのか、腹立たしい以上に滑稽なものだが、ああいったのが多いのであろう。話にもならない。
 近辺の方は話にはなったが、値段の付け方についての前提に大きなずれがあり(セリを種子会社で買っている値段がコレコレだからその半額だと言う。発芽率が50パーセント程度で選別もせずに土混じりであるとも言う。手間隙がどれだけかかり、価値がどれくらいかを計算して値段をつけるべきだと思うのだが、とにかくそれでいくと、小さじ一杯にしても高すぎると思われた)、お願いすることは出来なかった。
 かくして、ハコベの種子の小売は実現出来なかったのであった。くたびれた。

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