つぼ巣を理解できないヨビ(仮称)
結果、「すべりり止め」のいつもの大型店でメスを一羽購入した。名は・・・、仮にヨビ。予備・・・、否、有り余る美で余美、良いではないですか・・・。
以下顛末。
仕事に区切りを付け、昼の12時半頃横須賀線保土ヶ谷駅へ向かう。武蔵小杉で下車し、『こすぎペット』というお店に行くが、予期していたことながら、小鳥の生体は扱っていなかった(生体は観賞魚とハムスターやフェレット中心)。早々に東横線新丸子駅に歩いて行く。
東横線の高架沿いを北上し、新丸子駅改札近くの古びたペットショップ『新丸子園』に入る。入った途端にハトらしきものが飛んで逃げてきた。かと思えばショーケースの中で一羽のドバトがもがいている(そういったお店なので・・・)。逃げ遅れた間抜けたドバトなど、引っ取らまえて焼き鳥にしてやりたいところだが、当然そのようなことはせずに、文鳥を見る。中央に見栄えの良い白文鳥カップル。値札一万円。奥に桜文鳥が2羽。値札なし。頬黒の名残があり、薄暗いせいか風采はあがらない。オスかメスかもわからない。いちおう気に留めつつ、もがくドバトを追い立てようとしている店主を一瞥して、目と鼻の先の『芝辻ペットショップ』に行く。
店内にシナモン文鳥がたくさんいたが(白もシルバーも在店)、桜文鳥はシナモンとペアになっているらしいゴマ塩が1羽と、頭上の竹カゴに入っている売り物か定かでない1羽のみ。ゴマ塩はメスのように見えたが、残念ながら、我が家の文鳥社会ではビジュアル的に受け入れられない可能性が高い。売り物か定かでない方は、顔つきは優しげだが体格は立派で、オスではないかと思われた。・・・思いめぐらし、店主に声をかけずに後にする。
東横線で日吉下車、綱島方面に歩いてスーパー(『アピタ日吉店』)3階のペットショップ(『ペットファースト』)に行く。良さそうなお店だったが、小鳥はセキセイインコ2羽とキンカチョウ1羽のみであった。階段を回れ右。
日吉駅に戻り地下鉄でセンター北下車。いつもの『ペットエコ横浜』である。このお店から、キタ、セン、エコ、スミの4羽を迎えているので、出来れば避けたかったのだが、横浜市で最も生体が充実しているのだから、「すべり止め」として期待しないわけにはいかない。数量的に控えめながら、いた。メスのカゴに1羽、オスのカゴに1羽(顔の大きな白の多いゴマ塩が桜の範疇ならそれもあわせて2羽)の桜文鳥。メスの方は胸のぼかしが大きく、目が小さい。クチバシが大きめで赤く、それだけ見るとオスであっても不思議はない容姿だ。その点、濃いめの色合いのオスの方が、頭が小さくメス的かもしれない。どちらも、魅了されるほどではないが合格点。魅了されるほどではないので、とりあえずイブ対策のためのメスを買うことにする。
店員、ひょろりとモヤシ的な兄ちゃんが一番近いので呼ぶ。例によって、
全国ペット協会とかいうところが作った「動物販売時説明書・確認書」に基づく一連の儀式に「ハイハイ」と気のない答えを繰り返して署名する。店員の兄ちゃんは小さいと言っていたが25gあったので普通だろう。頭が小さめなので小さく感じるのかもしれない。国産で今年の1月に生まれたことになっているが、どれほど正しいものかはわからない。もっとも、若そうには見えるので、1才なるかならずか、程度ではあるかと思う。値段は4,900円。
で、地下鉄に乗って阪東橋下車。一目散に家に帰ってきたのであった。「性別詐称」疑惑が多少あるヨビ(仮称)は、緊張のため硬直状態だが、明朝には元気に動き出すものと思われる。3、4日隔離後、イブと同居させる予定だ。
この際、調布の『工藤優鳥園』や千住の『鳥信』や、さらには千葉の松戸まで進出して『東葛』といった、一度行ってみたかった彼方のペットショップに「外征」しようかと、少し考えていたので、そうした面倒にならず良かった(ヘトヘトですよ・・・)。
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