煮干をくわえたクリ
彼岸の中日、文鳥歳時記では繁殖シーズンが始まる頃である。すでに、主にオスたちのツボ巣破壊が見受けられていたが、今夜は主にメスたちによる煮干その他の採集、床の徘徊が始まった。
煮干しは食べるより、グチャグチャとクチバシで練って粘り気を強くし、それを巣材にする目的らしい。巣を用意している人間の目から見ると、あまり意味があるとは思えないが、本来は巣材の繋ぎとしてそういった素材も必要なのだろう。そして、床を徘徊してゴミのようなものを好んで探すのも、本能に基づく行動なのだろう。
文鳥歳時記どおりに、正しく秋となったようだ。繁殖シーズン、また、面白いけれど、長くしんどい季節がやってきた。
コメント