昨日の党首討論会は、たまたまテレビで見た箇所が、やたら横柄な口調でのくだらな過ぎる質問だったので、「ブンヤずれが!」と舌打ちして消してしまったのだが、それについての記事を目にした。産経新聞の「阿比留瑠比の党首討論観戦記」。
あの横柄な質問をしていたのは、毎日新聞の倉重篤郎さんとのことだ。その倉重篤郎さんによれば、首相の友人が経営する学校法人が、獣医学部の新設を認められたことについて、首相はそれが友人であると言うだけで反省しなければならないらしい。
では、是非、お尋ねしたい。倉重篤郎さんの親戚でも姻戚でもお友だちでも大学などの後輩でもあなたが開催した何らかのセミナーの受講生の類でも、とにかくあなたと親しい関係にあると見なされうる人物が、毎日新聞社に入社されたら、それはすべて社内の実力者たる倉重篤郎さんが裏から手を回した不公正による縁故採用と断定してよろしいか?
そもそも、証拠もなしにそのような指摘をするのは、名誉棄損でしかない。それはいつもは公明正大であろう倉重篤郎さんに対しても、実力で入社した倉重篤郎さんの優秀な縁者に対しても、無礼千万であり、それは犯罪レベルの誹謗中傷に他なるまい。もちろん指摘するのなら、客観的な証拠を集め、その信憑性を精査しなければならず、それが出来る者こそ真のジャーナリストに相違あるまい。もちろん、腐っても全国紙で、かつては政界の取材に定評のあった毎日新聞が、思い込みと憶測だけの面白記事を載せるはずがない。ところが、「安倍さんが関与したかしないかは分かりません」としながら、たまたま友人だったという事実だけで、一国の総理大臣に対して無礼不遜な態度で詰問している摩訶不思議なジャーナリズムを見せつけられては、御社への信頼など地に落ちてしまう。
安倍晋三という人物を嫌うのは勝手だが、彼は民主主義国家で主権者たる国民による選挙の結果、多数の議席を占めた与党の代表者であるがゆえにその地位にあり(しかも、3年前にも自らが解散した総選挙を勝って信任を得ている)、つまりは国民を代表する立場なのである。彼がその地位にある限り、(それなりに)尊重しなければ、主権者を冒涜するのと同じなることくらい理解できないのであろうか?最低限の節度もなしに一方的な憎悪をぶつけるのは、およそインテリジェンスに欠けた態度で見苦しく、「礼儀知らずの変態新聞のブンヤ」と見なされても文句は言えまい。目を覚まして頂きたいものである。
ところで、毎日新聞には存在できないキャラクターである産経新聞の阿比留さんは、相変わらず冴えわたっている。5日の一面を飾った「前原さん、ありがとう 保守と左派分離 民進の矛盾すっきり」など秀逸に過ぎてお腹が痛くなった。もちろん、品が良いとは言えないこれを一面に持ってくるセンスもどうかと思えるが、ご指摘は一から十までその通りではないか!!今後も冴え冴えわたってぶった切って頂きたいものである。
ところで、「あびる」は上総の畔蒜荘と関係あるのかと日本史をかじった私はふと疑問に思い検索したら、畔蒜から9世紀に対馬に移り住んで在庁官人(地方役人)として栄えた一族とのことであった。だからどうということではないが、関係大いにあり。一つ利口になった。
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