画像加工のすすめ


 デジタルカメラが普及して、最近では簡単に文鳥の写真が撮れるようになりました。
  しかし、小さくて動きの速い文鳥を室内で撮影すると、写真が暗かったり、ピンボケしたり、写ってはいるけどフレームの端であったり、そのままだと問題がある画像になることが多いものです。
 そんな、ちょっとした欠点のある写真は、パソコンで修正することが出来ます。それが、レタッチです。
 簡単なレタッチも試みたことがない人が結構多いようなので、参考までに、極々初歩的なレタッチ手順をご紹介します。

いろいろ画像をいじる場合→トリミングとレタッチ    画像の容量を減らしたい場合→画質の調整


トリミングとレタッチ

 まずレタッチのためのソフトが必要です。簡単なものなら、始めからパソコンに組み込まれていたり、デジタルカメラに付属して いるのでそれを利用すると良いでしょう。
  私は、以前使っていたパソコンメーカーのものを使用しています。初心者用で、加工が簡単に出来て気に入っていますが、安価といえど有料なので(2000円)、ここではフリーソフト(つまりタダ)ながら、非常に多彩で使いやすいJTrimを使用し てみます(必要な人は各自ダウンロードしてください)。

※すばらしいソフトを公開されている 「WoodyBells」さんに、かげながら大感謝 !!

 デジカメで右のような写真が撮れたとします。
 文鳥の写っていない部分が広く、画像が全体的に暗いです。

画像1(JPEG形式560kb)

※大きすぎるのでサムネイル表示しています。実物は画像をクリックして お確かめください。

↓   ↓   ↓

 『JTrim』を起動し、左上隅の「ファイル」などから加工する画像を呼び出す。

 はじめに画像の必要な範囲を、左クリックしながら指定し、@を押して切り抜きます(=トリミング)。

 

↓   ↓   ↓

画像2(JPEG形式148kb)

※トリミングにより画像の容量は560kbから148kbに低減します。インターネット上で画像を公開する時には、なるべくサイズが小さい方が喜ばれる (画像掲示板では『100kb以下』といった制限がある)ので、トリミングが出来るようになると便利なのです。

 このままでは画像が暗いので、加工します。A「カラー」をクリックして「明るさ・コントラスト」を選んでクリックし、明るさを+50にします。
 

 

↓   ↓   ↓

画像3(JPEG形式148kb)

「これで完成」で良さそうですが、せっかくなので少し微調整します。

 再びAをクリックし、「RGB〜」を選 びクリックし、「赤」を+3にします。
 さらに
Aの右横「加工」をクリックし、「シャープ」を選 びクリックし、+1にします。

↓   ↓   ↓

画像4(JPEG形式162kb)

 ほとんど変化していませんが、このように出来上がりました。

 さらに、いろいろ遊べるソフトなので試してみました。

↓   ↓   ↓

画像5(JPEG形式157kb)

 「加工」にある「超新星」「立体枠」を使ってみました。

 文字を入れることも出来るので、名前を書いてみました。

画像6(JPEG形式30kb)
 

 このソフトは、簡単に画像の拡大縮小も出来ます。

 少し慣れれば、案外簡単にオリジナルのバナーやボタンが出来るので、ホームページの素材作りに利用する価値は大きいと思います。是非お試しください。

画像7(PNG形式 15kb)

 

 


画質の調整

 画像サイズを縮小しなくとも、画質を下げることで、容量を小さくすることも可能です。上の『JTrim』などでも、画像を保存する際に画質の%を選択することが出来ますが、実際どの程度 、画像が劣化するかわかりません。
  画質を下げると、どの程度の劣化が起きるか、確認してから実行できるフリーソフトが、『High Fidelity』です。

※すばらしいソフトを公開されている「Hirayama Production」さんに、かげながら大感謝 !!

 『High Fidelity』起動して、「LOAD」などから上で加工した画像を呼び出す と、左に画像が表示され、その上@に容量が表示されます。それをAの画質に変えた画像が右で、Bのように変更後の容量が表示されます。
 下の場合は、
161kbの元画像画質80%にすると、30kbになることを示しています。画質の%を変えて、いろいろ試すことが出来るわけです。

↓   ↓   ↓

画像8(JPEG形式30kb)

 

 画質を80%にした画像です。

 少し画像が粗くなっていますが、これだけ容量が小さいと、たくさんの画像をホームページなどに載せることが出来ます。

 


戻る