ジャクボーの納戸


 ついに、ここまで来てしまいましたね。ここから先は文鳥とは関係のないことしか載ってませんよ。ここはジャクボー(雀坊)、またはユウ・ジャクボー(有雀坊)、「有若亡」(有って亡きがごとし)からくるペンネームを称する人物が好き勝手をし、まったく脈絡なしに突発的に出現する危険なページで、その中身は何ら意味がありません。引き返されることを強くお薦めします。

▼△表紙に撤退する△▼『団地』に遁走する▼△


5. 簡単!おつまみの作り方

 一度でも、一緒にお酒を飲んだ人は絶対信じようとしないが、我輩は自宅で酒を飲むことがほとんどないのは、事実である。気がついたら、二ヶ月以上一滴もアルコールを摂取していなかったりする。要するに居酒屋などで、冷酒をがんがんあおり、ぺらぺら話している姿を見た人には想像すら出来ないことだが、そこそこアルコールに強くとも、実は酒など好きではないに違いない。その点、一人暮しの冷凍庫にジンとか、きつい酒を常備し、毎晩あおってへべれけになっているような友人Eとは大違いだ。
 家で晩酌をしない以上、つまみの存在は無用だが、何を隠そう、ご飯のおかずにしているのである。居酒屋で、酒を飲まずにつまみばかり食べているような近頃増殖中の奴を見ると、「何しにきやがった、バーロー」と殴ってやりたいくらいだが、酒のつまみはおかずとしてもいけるのである。

 ・・・で、つまみなんて、本当はきゅうりを薄く切って、『浅漬けのもと』につけて、タコだのシラスだの桜海老だのいずれかを加えて、適当にもめば用は足りるのだが、ここではおかずになるものを。

用意するもの(だいたい四人分)
 生しいたけ2パック(12個)  牛豚合びき200g サヤエンドウ少々(10個くらい適当) 
  中華ドレッシング みそ(だし入りが望ましい)

調理
 @生しいたけの石つき(傘の柄の部分)を根元から切りとり、先端部を捨て、残りを細かく乱切りする。
 A適当に洗ったサヤエンドウの筋を取り、5ミリ幅(適当)くらいに細切りにする。
 Bボールの中に合びきを入れ、@Aおよび、中華ドレッシング大さじ1.5(適当)と味噌大さじ1を加え、
  素手で、ギュウギュウと練り合わせる。
 C出来た具材を適量ずつ手元でこねつつ、生しいたけの傘の裏側にのせて、きっちり詰め合わせる。
 D油を敷いたフライパンにしいたけ部分を下にいれ、ふたをして蒸し焼きにする(具材を下に、両面焼くのも好き好きで)。

出来あがり。レモン・しょうゆ・マヨ‐ネーズ・ソース・ケチャップ、好きなものをかけて温かいうちに食すべし。

所要時間30分 費用700円程度 しいたけは嫌いでも、これだとあまりにおいもせず、味も薄らぎ、触感だけ楽しめる。

 

おまけ 酒に飲まれた話

 酒が好きでもなく、依存症でもないが、外では飲むので当然酔っ払う。泣きも、笑いも、怒りも、暴れもしないが、多少演説調になり、さらに進むと、記憶を失う(学生時代の話)。そこに達するまでには、ちょっと思い出せないくらい飲んでいるのだが、一度ウイスキーをスポーツ飲料で割って飲んだら、アルコール吸収が強烈になるのだろう、3杯目で記憶喪失になった(その後妙な行動があったらしいが、全く本人の関知するところではない)。。・・・、以来決して、スポーツ飲料で割ったりしない。
 人間の帰巣本能というのは立派なもので、断片しか記憶になくとも、家に帰りついていることが多かったが、一度終電で、終着駅まで行ってしまった。何となく駅員に起こされた気もするが、意識が戻ったのは改札を出た時だった(超過料金を払った記憶がないが…)。冬だったので野宿も出来ない。終着駅にオールナイトの店影はなく、探す頭も働かない。タクシー乗り場は長蛇の列。仕方がないのでトボトボ酔い覚ましに歩いていたら、目の前でタクシーが止まり乗客が降りた。日ごろの行いの賜物であろう。そのタクシーは丁度横浜から客を運んできたところだった。・・・、しかし以来決して、終電では眠らない。
(1999/冬)

お終い


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